仕掛けと技

仕掛けと技~真鯛~

あままさ丸の船長が考える、ひとつテンヤでの釣り方
~テンヤ、カブラを選ぶ~

マダイ

まず、その日その時の条件に合ったものを選ぶことが大事ですので、船長に「何号で始めたらいいの?」と聞いて下さい。
時季的に分けると、の「のっこみ大鯛」シーズンは50~60mの深場を狙う事が多く、尚且つ潮が速い時が多いので、重めの8~12号のカブラを用意。 からにかけては、30mから15m前後を狙う事が多く、潮の流れも緩いことが多いので、比較的に底立ちも取りやすく、慣れないうちは最初5~6号で始め、楽に底が解るようでしたら、3号や4号に重さを落としていくと良いと思います。 水深や潮の流れ等が、その日その時のポイントで違う事も多いので、色々と交換してみて、その時の「ヒットカブラ」を見つけるのも楽しみのひとつであると思います。

エサのつけ方

餌は冷凍エビを、主に1匹掛けで使用します。

  • エサ1

    ①まず尻尾を切ります。(指でもちぎれます)

  • エサ2

    ②先に孫鈎(小さい方のハリ)を首のつけ根あたりに刺し、鈎先をしっかりと出します。

  • エサ3

    ③尻尾の切り口から、親鈎(大きい方のハリ)を刺し、鈎先がやや背すじ側を通って行くように刺し込んでいく。

  • エサ4

    ④鈎先が、だいたい鈎のカーブが終わった所位まで来たら、腹側へ抜きます。

  • エサ5

    ⑤深く刺しすぎると、背が丸まってしまいますし、浅くてもプラプラしてしまうので、注意が必要です。

  • エサ6

    ⑥鈎は中心から出るようにし、エビの背が真っ直ぐになる位置を心掛けましょう。

底だちの取り方

  1. 糸の色や印を良く見ながら、カブラの落ちるスピードでスムーズに糸を出していきます。
  2. アナウンスする水深から、そろそろ着底する頃を予想し、糸をサミングしブレーキをかける感じでゆっくり出します。
  3. 竿にカブラの負荷がかかっているタイミングに、糸を出してあげるとわかりやすいと思います。
  4. ふわっと糸が止まったら底へ着きましたので、たるんだ分を巻き取って底取り完了です。

さそい

続いて「さそい」ですが、ここでは基本的なものを2つ紹介します。

【さそい1】

  1. 着底し、糸フケを取ったら(底取り図4)50cm位浮かせて、待ちます。
  2. ここで数秒待ってもアタリが無かったら、竿を上に大きくシャクリ上げます。
  3. カブラの負荷を竿先に感じながら、ゆっくり下ろしていきます。
  4. このフォールの途中や、竿を下まで下げて間もなくアタルことが多いので、それを狙いましょう。

【さそい2】

  1. 着底し、糸フケを取ったら(底取り図4)50cm位浮かせて、待ちます。
  2. ここで数秒待ってもアタリが無かったら、竿を上に大きくシャクリ上げます。
  3. 道糸のメーターを記憶し、その2~3m上からさそいを掛けながら落としていきます。
  4. 階段を下りて行くようなイメージで、落とす→止める→落とす→止めるを繰り返す。

あわせ

この釣りは、アタリに対して「あわせ」をいれないと鈎掛りしません! あわせるタイミングは、そのアタリ方によっても違うので、一概にこうだ!とは言い切れませんが、私が思う「良いタイミングの例」を紹介します。

【あわせ1】

まずは、着底し、糸のフケをとった状態でのあわせです。 まずチョロチョロとしたアタリがきますが、ここではあわせずに、アタリが発展するのを待ちます。 チョロチョロとしたアタリは、エビの頭部をかじっている状態でまだ鈎まできていません。 「チョロチョロ」から「コツコツ」とした硬いアタリになった時は、鈎まで来た証なので思い切りあわせます!

【あわせ2】

例えば【さそい1】の3で落としている最中にあたった場合。 落としている最中に食いあげた場合「ふわっ」とテンヤが軽くなりますが、この状態であわせても、あわせの幅が狭くかからない事が多いので、軽くリールを巻きながら、竿を下げ、一気にあわせます! つまり、あわせづらいところからあわせると、あわない事が多いので、自分のあわせやすい所までもっていき、あわせるというのが、ベターだと思います。 総合すると、「あたっても慌てないで、自分のペースにもっていき、あわせる!」といったところです。

やりとり

マダイ

魚が掛ってからの【やりとり】で気を付けなければいけないのは、ポンピングです。
ポンピングは、竿を上下させることでできる糸のたるみを利用し、リールに巻き取っていくという、ルアーフィッシング等では絶対必要なテクニックなのですが、この“ひとつテンヤ釣法”では、基本的には使ってはいけないテクニックだと思ってください。
なぜなら、テンヤやカブラは、鉛がついているので、ほんの一瞬の糸のたるみで鉛の部分が下にさがり、鈎が外れてしまう事が多いのと、バッチリあわせたつもりでも、真鯛の硬い骨の部分に当たってしまい、うまく鈎掛りしていな事が多いので、このポンピングを大きくすればするほどに、バレる確率は非常に高くなりますので、基本的にはしない方がいいと思います。

以上の事に気を付けながら、ゆっくり慌てずにリールを巻いてきて下さい。

以上、あままさ丸船長の考える、マダイのひとつテンヤ・ひとつカブラ釣法です!
個人的な考えなので、批判とかしないでくださいね(笑)
ご意見・ご質問等は、あままさ丸でお話ししましょう♪

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